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学校給食セミナー




阿部 裕吉氏

千葉 ひろ子氏

田中 ゆり子氏

宮野鼻 治彦氏

司会者  それではただいまよりパネルディスカッションを始めさせていただきます。尚、たいへん恐れ入りますがお帰りの際にお席に配布しておりますアンケートにご記入の上、机の上に置いてお帰りいただきますようによろしくお願い致します。
 では第2部パネルディスカッション「これからの学校給食調理場のあり方と電化厨房システム」と題しまして3名のパネリストの方々にそれぞれ専門のお立場からご意見をディスカッションしていただきます。ではパネリストとコーディネーターの皆さまをお迎え致します。皆様どうぞ盛大な拍手でお迎え頂きます様お願い致します。
 ではパネリストの皆様を紹介させていただきます。皆様から向かって左から2番目、第1部で御講演いただきました学校食事研究会事務局長の阿部先生でございます。そのお隣が岩手県水沢市立中学校給食共同調理場主任栄養技師、千葉ひろ子様です。千葉様は全国で第1号のオール電化学校給食施設、水沢市立学校給食真城共同調理場に管理栄養士として勤務していらっしゃいました。そのお隣が、所沢市教育委員会保健給食課主査、田中ゆり子様です。田中様は、単独校施設として東京電力管内で第1号のオール電化施設「所沢市立三ヶ島学校給食調理場」の施設計画を担当されました。そして本日のコーディネーターを務めていただきますのは株式会社生活デザイン研究所、宮野鼻治彦様です。では、マイクを宮野鼻様へお渡し致しましてパネルディスカッションを始めさせていただきます。よろしくお願い致します。
宮野鼻  それではこれから1時間20分程の間お付き合いいただきまして、3名の先生方にいろいろな角度から「これからの学校給食調理場のあり方」、それから電化厨房というのは、実際にお使いになられてどういうところが新しい価値として貢献できるのであろうか、あるいは、さらに踏み込みまして、どういったことをこれからの改善の課題として取り組んで、さらに精度を高めて行かなくてはならないのか、そういった点を忌憚のないご意見としてお話いただきまして、皆様方にご参考にしていただければということで、議論の方を進めて参りたいと思います。
 まず最初に、阿部先生の方から、「新しい衛生管理基準」25ポイントほど、大切な要点のご解説、ご紹介、ご指導をいただきました。これをお聞きになられて千葉さん、田中さんいったいどのような印象を持たれたか、お一言ずつお願いします。千葉さんからお願いします。
千葉  私は去年から2つ目の調理場として、水沢市内に3中学校あるのですが、それらの中学校の共同調理場を手がけておりました。その中でやはり基準が変わるということを聞いておりまして、「いつ発表になるのかな」と思いながら、厨房屋さんと「30cmの高さはどうなるんだろうか」とか「それによって器具が変わってくるよね」ということでずっと関心をもっておりました。実はこの新しい管理基準が出た当初はだいたい厨房機器のほうは決まっておりまして、「これはもう仕方ないから60cmの高さでいこう」と厨房屋さんと話し合っていたものですから、基準を見たときにほんとにホッとしました。実際のところ中学校では初めての給食だったものですから、給食当番の健康観察について「めんどくさい」「そんなことやってられない」「たった30分の給食時間でとても無理だ」という意見がありました。受配校の記録関係もしぶられまして、1ヶ月くらい調整がかかってなんとか2学期から給食を出しているのですが、今の阿部先生の話を、「その通りだな、その通りだな」と思いながら聞いておりました。
宮野鼻  ありがとうございます。では田中さんお願いします。
田中  私の方は教育委員会の方におりまして、先程の阿部先生のお話の中にも、教育委員会の責任という言葉が出てきましたが、私は教育委員会の中で、行政という立場から、また栄養士という立場からも、教育委員会の責任というものを強く言っていける立場になれたかなというありがたさを感じております。また、新築等の時に学校栄養職員の意見を充分に取り入れるということを入れていただいて、これは本当にありがたいことですが、その分私達栄養士の衛生管理に対する考え方をもっともっときちんと持っていないと、やはり建築の方の考え方と栄養士として衛生管理を考える時と違ってくることがあります。こういうことがあるのでこういうものを設置して欲しいということをきちんと言えないと、せっかく学校栄養職員の意見を取りいれていただいても「あんな栄養士のいうことでは」ということになってしまいます。したがってこれを入れていただいたということは私達がもっともっと研究していかなくてはいけないかなと感じました。
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