司会者 |
どうもありがとうございました。実体験あるいは実測に即した非常に説得力のあるお話をいただきまして私自身たいへんに勉強になりました。4名の方々に今一度盛大な拍手をお願い致します。
すこしお時間の方予定を過ぎているのですけど、せっかくの機会ですので2、3ご質問をお受けしたいと思います。どうぞ挙手をしていただきたいと思います。
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質問者 |
私学校給食の調理員なのですが、調理師の立場から、最近方々でスチコン等を入れたりするわけですけれど、そうすると現場の正規の職員が働いているところには入れないで、民間委託のところにスチコンを入れたりします。現場の方々はそのままやっておられる。先ほど水沢でも最初の時は委託という話を少しうかがったのですが、現在は正規の職員がやってらっしゃいますか。それとも委託ですか。
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千葉 |
水沢市は全部直営になっています。確かに今のお話の通り、当方の施設にはパートさんがいます。そのパートさん達は皆スチコン経験者でした。職員の方が初めて触る人が多かったのですが、確かに民間のほうが使っているなということは見受けられます。 |
質問者 |
ありがとうございます。所沢のほうはやはり正規の方達ですか。(田中:委託です)やはり委託ですか。というのは現場のほうからいろいろな苦情がでるわけです。自分達が一生懸命研修会等に参加してスチコンの使用法などを覚えても、役所の方は正規の職員がいる施設ではなくて、委託をするという学校にスチコンなど新しい機械を入れて行くというのです。そうすると現場は「なんだ勉強してもしょうがないじゃないか」という雰囲気になってしまうのではないかと思うので、できればガスのスチコンと電気のスチコンでどれくらいの差が出るかとか、現場でそのような勉強のできる機会をいただけたら、勉強ができたらなと思っております。よろしくお願いいたします。 |
司会者 |
ありがとうございました。他に特にこの質問はという方がおられればお受けしたいとおもうのですが。 |
質問者 |
今日はたいへんいろいろなお話をありがとうございました。教育委員会という立場で参加させていただきまして、阿部先生の設置者の責任ということで非常に興味深いお話を伺えたと思っております。電化製品ということはとても良いということは頭では分かっていますが、もうひとつのネックになるのがやはり予算的な問題です。今日はたいへんお高いとか、建築費の一割程度でというお話でしたけど、設備関係も含めた上での一割なのか、それとは違ったものなのかそのあたりの具体的なところがお話いただけたらと思いますし、あと東京電力さんのほうにお願いしたいのはまだこういった事例は少ないので、見学したいなどの希望がありまして一箇所に集中したりしますと私達受け入れる側として見学者を受け入れることはとてもたいへんなので、そういう機会を設けていただくとか、ご配慮をいただけたらと思いますのでよろしくお願いします。 |
田中 |
私も栄養士ですので、きちんとした金額的なものは私の中では把握できていないのですが、調理機器は高いということは一割、もっとかかるかもしれません。全体としては換気などの面で安さも出てくるとは思いますが、その他に受変電とかいろいろなところが出てきますので今回の調理場が実際全て終わってどのくらいの差が出たかということはまだ申し訳ないですが私自身まだ把握できておりません。 |
宮野鼻 |
やはり基本的には設備の内容で随分変わって参りますので一律に何%とか何割とかは申し上げられませんが、ただよく誤解されているのですけれど、ガスと電気で何が変わるかと申しますと加熱調理機器だけが変わるのです。そこの価格の差だけなのです。私が先ほどご紹介した研究も、要はその分換気空調設備で相当軽減できるのではないかということで、トータルで考えると電気の方が安いよということにならないかということを追い求めているわけなのです。またそのあたり規模とか採用する機器によっても変わって参りますので、疑問をお持ちでございましたら東京電力さんにお気軽にご相談いただけましたらだいたいこういう施設ならこのくらいのそれぞれのコストの差が出ますよということを案内して下さると思いますのでよろしくお願い致します。 |
司会者 |
ありがとうございます。見学のご要望もいただきました。今まで私どもと東京電力の管内にはオール電化の施設がございませんでして、先ほども田中様がわざわざ駒ヶ根までいらっしゃったなどという話もございましたけど、幸いこの1、2年でだんだんと管内にオール電化の施設もできて参りました。もちろん現場の皆様のご協力をいただきながらですので、ご見学にお連れする機会も作れるかどうか分かりませんけれどもご希望に応じてぜひともご紹介をしていきたいと思っております。またこの「電化厨房フォーラム」「電化厨房ドットコム」を通じてご案内をさせていただきたいと思いますので、ぜひ機会を捉えてご参加いただきたいと思います。
本日は本当に長時間にわたり貴重なお時間をいただきまして、本当にありがとうございました。これをもちまして本日のセミナーを終了させていただきます。皆様お気をつけてお帰りください。ありがとうございました。
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