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学校給食セミナー



宮野鼻  ありがとうございます。阿部先生に伺いますが、千葉さんが最初に立ち上げられました「真城共同調理場」、これはセンターですね。一方、今お話がありましたように田中さんがご苦労なさった「三ヶ島小学校」、これは単独校ということですが、センターか単独校かということでやはり学校給食調理場としていろいろな条件面においての違いがあるものですか。
阿部  あります。単独校というのは何しろ予算がかけられないということがあります。私がオール電化の調理場を持っている単独校というのを見たのは今までに2校しかありません。1校は仙台から栗駒高原へ向かって入っていったところにある「岩ヶ崎小学校」という学校です。そこは新築の小学校にオール電化の調理場があるのですけど、やはりスチームコンベクションを使っていました。そこは調理場の設備も良くて、下処理室と調理室の間に冷蔵庫があって、カウンターがありました。ですけどそこはスチームコンベクションは1つでした。私達はそこへ行って「2つあるといいね」と言って帰ってきたことがある。それはどうしてかというと、スチームコンベクションというのは加熱処理の万能機器なのです。何でも調理できるのです。だから例えばそこの調理場では赤飯を調理していましたように何でも調理できるという感じでした。しかし、野菜の加熱処理と、他の調理を併用するのは衛生的にどうなのだろうということを話しました。先程聞きましたように所沢の「三ヶ島小学校」はそれを解決している。たった1千万、たったという言い方はおかしいかもしれませんけど、1千万しか違わないということであれば2台入れた方がいいのではないかという気持ちはあります。500人くらいの食中毒でかかってしまう金額ですから。まだ私は見ていませんが、所沢の「三ヶ島小学校」はさらに特長があって、移動式の調理台や、移動シンクを用い、スペースを空けておいて、先程私が言った「新しい学校給食の調理」ということを実践している。まだ行っていないのではっきりはしませんけれど。その辺りも非常に大きな特長で、単独校がこのようにどんどんオール電化になって行くと、非常に良いのではないかと思います。他のエネルギーですと「火事」ということがあるのですけど、電気の場合ですと、他のエネルギーと比べますと安全性が高い。単独校というのはたいてい学校の中に調理室がありますが、都道府県によっては「学校給食の調理場は学校の中に入れない」という規則のもと校舎とは別に調理場があったりするのですけど、これは火災が起きた時にということを想定しているものです。ですから学校の「火災予防訓練」などというものはたいてい「調理室から出火」というふうになっているのです。そのくらい学校の中の調理室というのは火事の危険性が多分にあるわけです。そういう意味では電化厨房の良さというものが取り上げられるのではないかと思います。単独校にもっと電化厨房を勧めていきたいというのは私達の以前からの希望です。
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