宮野鼻 |
そういう意味では「三ヶ島小学校」というのはある種これからの学校給食施設をリードするパイオニアですね。先程千葉さんに少し伺いましたが、電化厨房にする場合、「換気空調設備」がどうなるのかということを中心に、一昨年から電力各社さんのほうで費用を分担していただきまして、私どもの会社が研究をさせていただいております。これは地元の広島大学工学部のほうで実際の実験をやっていただいておりまして、工学部の村川教授の実験室の中にわざわざこの実験を行う為の建物まで建てていただきました。その中に主要な電気、ガスの加熱調理機器を持ち込みまして、「一体それぞれの機器が煮炊きをするとどれくらいの熱や二酸化炭素、あるいは水蒸気を出すのか」という研究を学会で確認し、納得いただけるレベルの測定機器と、測定条件を整えてデータを取ろうではないかということで実験を進めております。 「真城共同調理場の天井の形状がなかなかユニークである」というお話が出ましたが、これも現在の中間的な報告から言わせていただきますと、「理にかなっている」ということがだいたい検証できてきております。また東京電力さんを通してこのあたりのデータを整理したものをご案内できると思うのですが、せっかくでございますからその入口のいくつかのデータを皆様に簡単にご紹介してみたいと思います。パワーポイントの画像にしてきておりますのでご覧いただきたいと思います。
|