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電化厨房ライブラリー > 学校給食施設における空調負荷の検討
このようなことを考えていくと、換気システムのとり方いかんによっては大きな省エネルギーにつながると言えます。先ほどの西条の給食センターは、当初は換気量として面風速0.25m/sによる換気量で約25400CMHという値で設計されていました。(図40参照)

この数値は換気回数にすると約50回以上です。先ほどの実験をふまえた上で、とりあえず換気量として30Qを目標に調整をしました。ところが冷暖房システム、換気システムは全部中央方式ですので、制御性の面から風量調節は非常に困難でありましたが、吹出口のダンパー等をいじりながら風量調節をして、実際に測定をした結果がこのようになります。暖房で使っているヒートポンプの電力消費量(kWh/day)が、昨年の冬の外気温10℃くらいで300kWh、さらに外気温が下がっていくと600 kWh程度の電力を1日で暖房に使っていました。それを換気量を絞って、尚且つ作業環境の温度を18℃に下げてもらいました。実はこのときまでの設定温度はだいたい22℃くらいです。それに対して厨房内の温度を18℃に下げてもらった結果ですが、ごらんの数値です。これから見てもわかるように1日で300 kWhくらいの電力消費量の削減につながっています。今までガス並の換気量で運転して、場合によっては莫大な電力を消費しているところがあるかもしれません。このように電化厨房については従来のガス厨房で要求される換気量に対して相当絞ってでもいけるのではないかと考えています。また、室温につきましても実際に18℃くらいに下げても、調理作業をされている方々は抵抗なく受け入れています。22℃という温度はオフィスビルなどで執務者が一般に作業する空間での温度ですので、厨房内の作業空間においてどの程度の室温が適当なのかということについては、さらに議論してもよいのではないかと思っています。
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